1972-06-09 第68回国会 衆議院 運輸委員会 第29号
具体的に二、三例をとって申し上げますと、国鉄の徳島線においては、徳島発午後五時二十三分、石井発午後九時二十七分のローカル列車が廃止されたことにより、県立名西高校定時制に徳島市内より通う夜間生徒の通学に、深刻な影響が出てきておるというふうに聞いておるわけですが、これは新聞には見出しとしては「ひどすぎませんか国鉄さん」「四国各地の通学者が悲痛な訴え」「登校不能の生徒続出」「生活列車の大幅廃止、過疎をさらに
具体的に二、三例をとって申し上げますと、国鉄の徳島線においては、徳島発午後五時二十三分、石井発午後九時二十七分のローカル列車が廃止されたことにより、県立名西高校定時制に徳島市内より通う夜間生徒の通学に、深刻な影響が出てきておるというふうに聞いておるわけですが、これは新聞には見出しとしては「ひどすぎませんか国鉄さん」「四国各地の通学者が悲痛な訴え」「登校不能の生徒続出」「生活列車の大幅廃止、過疎をさらに
定時制高校のうち夜間生徒はその八割の四十万人を占めておりますが、これら夜間生徒は農村地帯の者を除いて他の大部分の者が職場から直接学校へかけつけ、夕食をとらないままに授業を受け、帰宅後十時、十一時という時間に食事をとつているようであります。このような状態は生徒たちの健康に悪影響を及ぼさずにはいないのでありまして、給食を考えない夜間高校の教育というものがあることがそもそもおかしい。
昭和二十七年四月以降自宅におきまして校長の妻、大池かめゐという人を課外の茶、華道の講師として手当を支給したことが究明されておりまするが、校長はこれに対しまして、夜間生徒の、これは夜間の定時制の高等学校でありますので、夜間生徒の便を考えた場合、適当な講師を得がたかつた、それから前田教頭、クラブ顧問教諭の了解を得た、それから学校に出て行つて教えることは子供があるためにできなかつたというようなことを弁明いたしております